住宅造りをしていく中で、「健康住宅」という言葉をよく耳にします。
言葉としては今や珍しくもありませんが、この「健康住宅」というものを明確に認識している人は、いったいどれくらいいるのでしょうか。
なんとなくわかったような気がするだけで、実際には「何だかよくわからない」というのが本当のところではないかと思います。
では、健康住宅とはどのような住宅なのでしょう。
一言で言うならば、
「そこに住む人が身体的且つ精神的に心地よい生活をすることができる住まい」です。
これはホルムアルデヒドやトルエンなどの化学物質対策や、自然素材を使用するなどの誘発を抑える考え方だけでなく、もっともっと根本的なことです。
これから、さっそく私の考える「健康住宅」について書いていきたいと思います。
健康住宅・シックハウスなどの言葉が使われ始めたのは、ここ15年くらいのことではないかと思います。
では、それ以前に「健康住宅」や「シックハウス症候群」はなかったのでしょうか?
いえいえ、あったのです。
ただ、「健康住宅」「シックハウス」という『言葉』として使われていなかっただけなのです。
ベニヤを貼り合わせた合板である新建材は、ほとんどありませんでした。私が住宅建築の仕事をするようになったのが、今から42年前。この頃の内装材は合板が主流で、様々な新建材が次々に登場していました。これらの新建材を多用した住宅では、必ず目が痛くなったり、涙が出て目を開けていることができませんでした。施主さんに、「半月くらいは窓を頻繁に開けてください」と言っていたことを思い出します。
主な原因は「接着剤」とわかっていました。しかし、今ほど社会問題化はしていませんでした。重症者の存在も聞いたことがなく、むしろ急性的なものだったように思います・・・その場を離れると症状は止まってしまいますから。
たまに病院に行くと「新築病だな」と言われて、薬を処方されて終わり・・・その程度でした。施主もそれほど気にしていませんでしたし、建築会社や材料メーカーも、対策など考えもしない時代でした。(基本的には今の人たちより体内がきれいだったのではないかと思います。)
では、今になってなぜ社会問題化までしているのでしょうか。
ずばり言います。
「人間の体内が汚れきっており、免疫力が非常に低下している。そのために症状が重い。」
ここに行き着きます。
原因の根本はここにあると思っております。
(※もっと奥深い所に人間の心の問題が潜んでいるはずです・・・これが真の原因。)
免疫力が低下した身体に異物を入れたらどうなるか・・・こんなことは誰にでもわかります。根本原因以外に主たる原因と考えられるものには何があるのでしょうか。 |
|
(1)酸化と還元のバランスの崩れ
(2)磁場の低下
(3)電磁波
(4)水道水の悪質化
(5)冷蔵庫
(6)エアコン
(7)有害化学物質
(8)湿気によるカビやダニの発生・・・など
|
私には、これらが複合的に作用しているように思えます。
しかし、これらは全て「人間にとって便利で都合の良いもの・都合の良い事」を追い求めた結果の裏返しではないか・・・という気がします。
でも心配する事はありません。全てあなた自身で、もとの調子の良い身体に戻すことは出来ますから・・・難しいことではありません。大切なのは、これから書き綴ることを信ずることができるか。そして一定の期間、あなた自身が実行し、続けられるか・・・これだけです。あなた自身の日常生活の中で、体内へ無意識のうちに取り込んでしまった異物(化学物質等)。現代社会は化学物質で蔓延してしまった時代とも言えます。通常異物は、肝臓や腎臓で解毒され、便や尿として排泄されています。他にも排泄機能として、発汗・発熱・咳・鼻水等、化学物質は爪や髪の毛などにも取り込まれて排泄されていきます。
ここで注意しなければならない事があります。
無意識のうちに取り込んでしまった異物が残らず全て排泄されるなら何ら問題ないのですが、そううまくいかないと言う事です。少しずつ体内に残っていきます。残った異物が長年の間に徐々に蓄積されていくのです。蓄積された量や物質は、人それぞれで異なります。このことと共に、磁場の低下を始めとするいくつかの原因が重なっていきます。このようにしてあなたの体質はできていきます。こう考えると、シックハウスにかかりやすい人とかからない人、あるいはかかりにくい人の違いが説明できます。
コップの水で説明してみましょう。
コップを人体、入っている水を化学物質などの有害物質や異物だと思い浮かべてください。始めから満杯のコップに水を注げば、当然の結果としてあふれ出します。もうそれ以上は受けとめられないと言う事です。
しかし、コップに水が半分しか入っていない場合・満杯までまだ余裕がある場合、このコップにはまだ水を注ぎいれることができます。受けとめる余裕があるのです。満杯で溢れるしかないのか・まだ受けとめるだけの余裕があるのか…この差だと私は思います。
※この説明を、あなた自身で図(絵)として書いてみてください。
(読んだだけで理解できることでも、書いてみると認識の度合いが違ってきます)
このように考えると無理なく説明がつきます。
これがわかれば、体内に蓄積された異物を掃除すればよいと言う事になります。では掃除する方法は?
その前に、(1)〜(8)について述べて行きたいと思います。 |
|
 |
| (1)酸化と還元−バランスの崩壊− |
|
事務員に聞いてみました。
「『酸化・還元』なんの事か分かる?」
「酸化は物質が錆びるというイメージで…還元は…???」
私も以前はこの程度でした。
「釈迦に説法」になるところもあろうとは思いますが、私が知りえた知識の中で記しておきたいと思います。
万物の根本は原子です。
この原子同士が結びついて物質を形成しています。
(例:H2O…水)
原子は陽子と中性子からなる原子核と電子でできています。
物質(物体)の性質は、陽子と中性子の数によって決まります。
(電子は原子核の周りを縦横無尽に回っています)
原子核(陽子)はプラス(+)の電気を持ち(中性子は持たない)、電子はマイナス(−)の電気を持っています。
陽子と電子の数が同数なら中性です。
電子はまわる場所が決まっていて、内側からK殻・L殻・M・N…というようにアルファベットの順に名前が付いています。K殻には最大2個の電子L−8個・M−18・N−32(それぞれの軌道に2×軌道の数の2乗の数の電子が入ります)。
殻が電子で満たされた時、物質は安定します。
酸素を例にした図解(酸素原子の陽子の数が8個)
※M殻は18個 2×32(軌道の数)=18
|
|
 |
|
L殻には8個の電子が入りますから、あと2個の電子が入れば安定します。不足している状態なので、安定したいがために他の原子から2個(不足分)の電子を奪います。このようにして安定した酸素原子は陽子と電子の数が異なってしまいます。陽子と電子の数が同数なら電気的に中性ですが、他から奪った酸素原子は陽子の数より2個電子が多くなり、マイナス(−)に傾きます。(O‐)これが本来のマイナスイオン(陰イオン)です。
また、ナトリウム原子は電子を11個持っています。同じ原理で、一番外側のM殻には1個しか電子が入っていません。この場合M殻の一個を放出して安定しようとします。その結果、電子が陽子に対して1個少ない状態になります。これがプラスイオン(陽イオン)なのだそうです。
この電子のやり取りが酸化と還元です。電子が不足した状態を「酸化」、不足した電子を補う(供給)ことを還元といいます。酸化の極限が、生物なら死・金属なら錆びや腐食ということになります。
小難しいことを書いてしまいました。しかしこの事が根源で、「なるほど」となります。調子が良い・気分が良い時は還元の方向にある。また、調子が悪い・気分が悪い時は酸化の方向に向いている。これだけを知っておけばいいように思います。
では還元を高める為には。
水素原子は電子を失って水素イオン(H+)になりやすく、酸素原子は電子を奪って酸素イオン(O-)になりやすい性質を持っています。すると次のような事がいえます。
ほとんどの物質は(特に生物)、水(H2O)を含んでいます。そして電子を失いやすい水素(H2)のために酸化しやすい状態にあります。その先は「腐る」に行き着きます。電子のやり取り(移動)が起こって酸化に傾きます。従って失った電子を供給すればよいことになります。そこで登場するのが「炭」です。炭は電子を必要以上に多く所持する、還元力の高い物質です。炭を電子(マイナスイオン)の供給源にします。そして酸化に傾いた室内に還元力を与えます。このことによって酸化と還元のバランスのとれた、またマイナスイオンに満たされた家造りができます。物質は常に変化(化学変化)しています。原子の世界をほんのわずか覗いてみると「そうなっているのか」と思わざるを得なくなります。「変化」と言うのは電子のやり取りに他ならず、人間の体内でも常にこの事が起こっています。そしてこの事が生活習慣病の根源になっているのだと気づきます。(病気=酸化)※炭は高温で焼かれたもの(高伝導性炭)を使用してください。
備長炭、竹炭なら900℃以上の高温で焼かれたもの。
※炭を使用したから酸化しないわけではありません。
参加スピードをなだらかにし、遅らせる効果があります。
|